■試合経過
先ほどの一連の騒ぎが収まらない中、第５試合は「Ｆ−５」の大将戦もかかった１期生vs２期生の文字通り大将戦。
既に２期生は大空・大森と倒されている状況。秋沢は是が非でも勝ちたいところ。
一方、宇働はここを勝って「１期生」の強さも見せる必要と共に、Aliceのエースとしての自負からも逆に負けは許させない。
「逆境からの勝利」か？「エースの自負」か？どちらが勝つのか？？
試合開始のゴングが鳴ると、まず出鼻から宇働がレッグスピンで先制。
その後もエルボー、フェイスクラッシャー、トラースキック、足掛け延髄、高速ブレーンバスターと少し気負いが見られる程、飛ばしていく。
秋沢もフライングメイヤー、ボディスラムなどで返して行くが、やはり押されている感は否めない。
３分程過ぎたところで、一度間をとる両者。既に場内は先ほどの騒動のざわめきも消え、観客は試合にのめりこんでいる様子。
ここから、またお互い手四つに組むと、秋沢がロープに振ってカウンターのフックを狙うが、空振り。
ならばとミドルキックを繰り出すが、これも宇働はかわす。しかし秋沢は宇働をつかまえると、フライングメイヤーで投げストンピング。
一方、宇働も早くもレッグスピンから裏四の字というムーブを見せ始め、いつもどおり足を攻め立てに行く。
また、５分間際にはジャンピングネックブリーカー、コブラツイストも見せ、まだ、宇働が優勢か？
５分を過ぎると秋沢のエンジンがやっと温まったのか、
膝蹴り連打から起き上がらせたところを延髄ハイキック等、蹴り技が決まりはじめる。
その後もＤＤＴや水車落とし２連発から逆エビ固め等、本来の持ち味も出しはじめ反撃を開始。
９分過ぎには宇働をロープに振ると裏投げを炸裂。更に起き上がらせたところを自らロープに飛んで振り下ろしラリアット！
流石にこれには秋沢自身も満足か？手拍子でアピール。
この後、起き上がらせて更にリバースＤＤＴに行こうとするが、ここは宇働がフロントスープレックスで切り返す。
ここで１０分が経過。
この後はお互いが絡み合う様な展開。
宇働がロープに振り、ヘッドシザースホイップを決め、そのままバックを取るが、
ここは秋沢がフライングメイヤーで切り返して、エビ固め。
また、宇働が対角線に振るも、秋沢が突き放しハイキックで返すと、そのままポストに上がってミサイルキック。
しかし、ここは宇働が先に立ち上がると、レッグスピンを２つはさんで起き上がったところでローリングソバット。
対する秋沢も裏投げからストンピングを１つはさんで起き上がったところを踵落とし。
展開を５分に戻す。
しかし、ここから宇働がしかける。
ショートエルボーで秋沢をダウンさせると気合入れから、起き上がらせてフェイスクラッシャー。
更にはヒールホールド。
ここでタップしないとみるや１度ロックを振りほどき、ローリングエルボー。そして、またもヒールホールド。
足を壊しにかかるが、秋沢はまだタップはしない。
秋沢も水車落としから踵落としと繋げて反撃をするが、
宇働はこの流れをピースクラシャーで切ると、エルボードロップをはさんで裏膝十字。
更にはまたもピースクラシャーからバックに回りライトニングタイガー！ これは２．８！
しかし、宇働の攻撃はまだ続く。今日２発目のローリングエルボーを決めると、ここでフィニッシュなのか？手拍子で観客にアピールするとヒールホールド！
秋沢の足が悲鳴をあげるが、ここもタップを許さず。
試合は１５分を経過する。
流石に秋沢もここままではだまってはいない。
宇働に対角線に振られるも、寄ってきたところを場外に放り投げ、観客にアピール。
更に自らポストに乗ると場外へ延髄ニーを敢行！
場外では振りぬきストレートも決める。
リングに戻っても秋沢の反撃は止まらない。
宇働に早々に足掛け延髄を決められるも、バックをとられたところでフライングメイヤーで返すと、ストンピングを１つはさんで踵落とし！
更にはまたも振りぬきストレート！
更にダウンしたところロープからスワンダイブのボディアタックを決める！
更にフライングメイヤーで転がして起き上がらせるとまたも踵落とし。しかし、この後バックに回ったところで待っていたのは
宇働のオーバーヘッドキック！ここで両者ダウン！
ここを先に起き上がったのは宇働。自ら先に起き上がると秋沢も起き上がらせると、ここで強烈な延髄斬り！！
これでほとんど勝負が決まった。
秋沢もフラフラになりながらマシンガンニーリフト、踵落とし、ＤＤＴ等で反撃するも、
再度はローリングエルボーからヒールホールドで秋沢からタップを奪い勝利。
Aliceエースの面目躍如を果たすとともに「Ｆ−５」へ大将として乗り込むことが決まった。
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