Alice force プロローグ 1.
「Alice社長室」
式部「う〜ん、今期も赤。。。やっぱり、私に経営は無理なのかしらねぇ。。。」
彼女は社長室という名の1つ小さな個室に篭り、次期興行そしてAliceの経営に関して考え込んでいた。
式部「龍子にも南にも来てもらって、色々と経営のノウハウを教えてもらって、前回の「Alice 3rd.」では
武者逝さんにも来てもらって、いろいろヤリクリしているつもりなんだけれどもねぇ。。。」
そんな彼女のところへノックもせず、来島が唐突に入ってきた。。。
そして、机に手をつくや否や式部に問い詰めるようにしゃべり始めた。。。
来島「なぁ、式部さん。さっきオーナーから聞いたんだけど、経営が息詰まっているっていうのは本当なのか!?」
式部「・・・残念ながら、そうね。。。ほんと、いくつ団体つぶせば気がすむのかしらね。我ながら呆れちゃうわ。。。
本来ならば、あの子たちだけで興行をさせてあげれればいいんだけれど、まだちょっと足りないしね。。。」
来島「・・・なんか、本当に深刻なんだな。。。
う〜ん、なんなら私にも次期興行で客を呼べる奴にアテがない訳じゃないし、当たってみようか?」
式部「・・・そうね。お願いするわ。。。できれば、あの子達を引き上げられる様な相手がいいんだけれども。。。
・・・私もアテがない訳ではないし、こっちでも当たってみるわ。。。」
来島「分かった。まかしといて下さいって! 決まったら、式部さんとオーナーに連絡しますよ。」
来島はそう言いながら、腕を軽く上げ式部に顔を振り返りつつ、社長室を後にした。。。
そして、また1人になった式部はあるレスラーをブッキングする為に電話をかけ始めた。。。
式部「―――彼女ともずいぶん会ってないわね。。。」
→[NEWS] →[NEXT]
|
|