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試合経過



「F−5責任者追求マッチ」と銘打たれた第1試合。 本来、セミファイナルでもおかしくないこの組み合わせだが、 今回「F−5」に強行出場した「メット倶楽部」の首謀者である奥井と田中に 責任を取らせる為、あえて、この対戦が第1試合となった。 尚、敗者には「Alice 4th.」以降のAlice主催試合への無期限出場停止が課せられる。

試合開始すると、まずは奥井がヘッドロックから腕ひしぎ逆十字で先制。 対する田中もサイクロンホイップ、ネックブリーカードロップと反撃。

奥井はドラゴンスクリュー、ロメロチンロックと華麗な技を披露していくのに対し、 田中は延髄踵落とし、首投げヘッドロック、変形カベルナリアと渋めの技で対抗。 特に手数では田中が奥井を上回り、3分過ぎには早くも河津落としを奥井に決める。

田中はこのまま勢いに乗ると、この後もバックドロップからクルックヘッドシザース、 DDTから起き上がらせての叩きつけラリアット、更には羽根折り固めと序盤を優勢に進めてゆく。

5分過ぎても田中の勢いは止まらず、6分には後転ネックロック。 奥井もDDT、ヘッドロックから前転キャメルクラッチなどで対抗するものの、 8分過ぎには叩きつけラリアットから起き上がったところを1発目のABC(シュバイン)を敢行。 奥井も高速バックドロップなどで反撃を見せるが、 直後に田中はギロチンピースクラッシャーからSTF。更にはこの日2発目のABCも決め、田中の優勢は揺るがない。

10分過ぎ。奥井はさすがに焦りを感じだしたか、逆さ押さえ込みを見せるが、 まだダメ―ジをそれ程受けていない田中は1でこれを返す。

この後、田中を河津落としからバックを取るが、ここは奥井が暴れて抵抗。 このまま前転キャメルクラッチとつなげる。しかし、これを田中に振りほどかれると、 逆に今度は田中が奥井にスパイダーネット(片羽締め)。 まざまざと余力の違いも見せつける。

更には田中は河津落としからSTF、フロントスープレックス、 ギロチンピースクラッシャーから起き上がらせての叩きつけラリアット、 更にはまたもSTFと序盤からあった差を更に離してゆく。

しかし、奥井にも意地がある。13分にヘッドロックから起死回生のムーンサルト! これは田中がうつ伏せの為、カウントは入らず。 逆に田中はネックブリーカードロップを決めるが、田中にも徐々にダメ―ジが蓄積されてきたのか? この後に技が続かない。

しかし、それでも、14分には田中はこの日3発目のABCから起き上がらせて、続けざまに危険極まりない角度のコブラクラッチスープレックス! 奥井もこの直後、逆さ押さえ込みであわよくばを狙うがこれはカウント2。

この後、田中はピースクラッシャーから起き上がらせての叩きつけラリアット。 奥井がまたも逆さ押さえ込みを見せるもののこれをカウント2で返すと、 最後は田中がバックドロップからSTFで奥井はタップ。

15:39 田中がSTFで勝利した。

[Index]

第一試合 「F−5」責任者追求マッチ 30分1本勝負
×奥井 まりあ 15分39秒
STF
田中 愛子