『Cherry which see A Peach』開催
2004/01/31 遊楽園ホールにおいて "S"第1回興行『Cherry which see A Peach』が開催された。
それでは『Cherry which see A Peach』を第一試合からどうぞ。
第1試合
第一試合は本日がデビュー戦となる長村沙希と
"S"への入団でミンメイからスタイルチェンジをしたMARI。
試合は序盤、勢いと手数で長村が攻勢。
1分にはドロップキック、3分には早くもピースクラッシャー(返し)を炸裂。
中盤になっても長村の勢いは衰えず7分にはとうとう必殺のピースクラッシャーまで炸裂させる。
試合は終盤、長村はダイビングセントーン、逆反りエビ固めまで繰り出す。
デビュー戦で早速の金星かと思わせたが、"S"屈指のスピードスターは強かった。
MARIはストレート掌底で長村をダウンさせると、ここから強引に0G Love(シューティングスタープレス)。
この後、Wハイキックコンビネーションから強引に立たせると
自らロープに飛んでジャンピングエルボースマッシュ、ラ・マヒストラルとつなぎ、カウント3。
この試合、なんとか・・・しかし受けきるだけ受けきって勝利する
後輩に肩をかしたお姉さまプロレスでMARIが凱歌をあげた。
第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
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○MARI
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14分22秒
ラ・マヒストラル
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長村 沙希×
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第2試合
第2試合はフリーで参戦の“蹴撃手”後藤由美子対
こちらも"S"から見ると他団体からの参戦となる“Alice”宇働光の対決。
試合は序盤から、後藤はキック中心、宇働もいつもながらの動きを見せ、一進一退の攻防。
そのまま、試合は9分を向かえる。
この試合、先に動いたのは宇働。
ここで、宇働にはめずらしくアメリカンフックの2連打で後藤をダウンさせると
コーナーからローリングセントーン。
更にはタイガーレッグスピンから起き上がらせると、一気にライトニングタイガー。
しかし、これはまだ早かったか?カウントは2.5。
すると、今度は後藤が攻勢に出る。
まず、宇働をコーナーに振るとニールキック。
その後も爆殺ミドルキックからコーナーに登ってダイビングフロントハイキック。
更にはユミコ・ラッシュから踵落としを決めフォール。これは宇働が2.5で返す。
しかし、後藤の勢いは止まらない。
爆殺ミドルキックからニールキック2連発を決めると飛び膝蹴りラッシュ。
宇働もエルボーラッシュからヒールホールドなどで応戦するも
最後は後藤が踵落とし、ユミコ・ラッシュとつなげフォールしカウント3。
後藤がいきなりAlice王者をシングルで下すというサプライズを起こし勝利した。
第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
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×宇働 光
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14分17秒
ユミコ・ラッシュ
→両手押さえフォール
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後藤 由美子○
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第3試合
第3試合は大空が相手にミホ・カヨとなりに桃見美香を従えてのタッグ戦。
試合は大空・桃見組が序盤から優勢に進め
特に大空は4分・9分にそれぞれ和木坂、乃見に旋回式ボディプレスを見せるなど好調をアピール。
和木坂・乃見組はうまくタッチワークを使うものの、試合を長引かせるのが精一杯。
終盤、バックドロップ+ネックブリーカードロップの連携を見せるものの焼け石に水。
最後は大空がドラゴンスープレックスを決めたところで和木坂にカットに入られるものの
ここで分断に成功。その後、冷静に乃見を高角度前方回転エビ固めで捕らえピン。
大空が見事にハッスルマニアに弾みをつける試合を見せた。
第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
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○大空 ひかり
桃見 美香
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26分01秒
高角度前方回転エビ固め
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和木坂 美穂
乃見 香陽×
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ファイナル 「Cherry which see A Peach」
本日のメイン「Cherry which see a Peach」
桃見さくらが対戦相手に指名したのは、なんと武装天使。
横に砂田がついたとは言え、あの大口を叩いた手前、格下の相手を持ってくると思ったが
"S"で1.2を争うタッグチームを選んできた。
試合は序盤、グリフォンは砂田相手に互角の戦い。タッチこそ先にビーナスにするものの
この直後にはビーナスとサンドイッチラリアット見舞わせ、これで砂田もさくらとタッチ。
ここでビーナスと対峙したさくらは互角以上の戦いを見せる。
一時は相手コーナーで2人掛かりで攻められるもエルボー、膝蹴り、バックキックで窮地を乗り切ると
さくらはこのまま試合を有利に進めていく。
この後、さくらはビーナスを引きずりだすが、ビーナスもここはフライングクロスチョップをさくらに決め
相手コーナーから砂田を引き出させる。
ここで砂田は低空ドロップキック、STFを織り交ぜた華麗なファイトを見せるのに対し
ビーナスは首へのエルボー、ストンピング、エルボードロップとラフファイトと
それぞれの持ち味を出しながら中盤を一進一退の攻防で展開する。
13分にはビーナスがペンテュラムバックブリーカーからミドルキック、ラ・マヒストラルとつなげ
初めてのフォール。ここは砂田がカウント1で返す。
ここで砂田はさくらとタッチすると、砂田、スピンキック、さくら、フットスタンプ
砂田、DDT、さくら、フライングボディプレスという連携を披露。
ここでグリフォンが加勢にくるものの、ここはさくらがバックエルボー連打、ヘッドロックパンチで迎撃。
更にはビーナスにファジーネーブルまで敢行する。
ここは武装天使コーナー付近の為、グリフォンがすぐさまカットするとビーナスが浴びせ蹴りで反撃開始。
この後、タッチしたグリフォンが得意のキックで攻めたてると、15分すぎにはムーンサルトプレス。
ここは砂田のカットが入るものの、ならばと今度はシューティングスタープレスでさくらをフォール。
しかし、これも砂田にカットされてしまう。
すると、今度はさくらが砂田のアシストを受けてグリフォンに反撃。そして砂田にタッチ。
砂田はグリフォンをヘッドバッド連発から飛びつき式スイングDDT。
グリフォンもラリアットなどで反撃するももの、最後は旋回式ドクターボムでカウント3。
結局、さくらは自分自身でフォールすることは出来なかったが
メインらしい試合内容で武装天使相手に見事に勝利。
とりあえず、“S”最初の興行は無事終了することができた。
しかし、さくらのビッグマウスの災いはこの後、以外なところで降りかかる事となる・・・。
ファイナル 「Cherry which see A Peach」 タッグマッチ 30分1本勝負
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桃見 さくら
○砂田 綾子
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21分06秒
旋回式ドクターボム
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ザ・ビーナス
ザ・グリフォン×
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